ダイアナ妃スタイルがランウェイに帰ってきた ― 2019年冬・夏コレクション
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チャールズ皇太子と出会う以前のダイアナの装いは、とても控えめでシンプルなものでした。
子どもが大好きだった当時のダイアナは、幼稚園でアシスタントとして働くごく普通の若い女性でした。
好んでいたのは、シンプルなシャツやベスト、無地のユニセックスなアウター。後に20世紀を代表するスタイルアイコンとなる姿は、まだそこにはほとんど見えていません。
チャールズとの出会いをきっかけに、ダイアナ独自のスタイルは大きく花開いていきます。最初は自ら服を選び、ファッションの世界をほぼゼロから学び始めました。もちろん失敗もありましたが、著名なファッション評論家の厳しい言葉にも負けず、自分らしい装いを築いていきます。とりわけ議論を呼んだのがウェディングドレス。あまりにボリュームたっぷりだったため、その華麗なシルエットを巨大なメレンゲ菓子になぞらえる批評もありました。
やがてスタイリストの力も借りながら、ダイアナは女性らしさと英国的な気品、そして軽やかさを併せ持つ唯一無二のスタイルを完成させます。美しい姿勢、自然なエレガンス、服を自分のものとして着こなす感覚は、彼女の大きな魅力となりました。Lady Di は英国を象徴する存在であり、今シーズンは再びファッションの象徴としてランウェイに帰ってきています。デザイナーたちが彼女のワードローブから多くを引用する今、ダイアナ妃スタイルはひとつの確立されたファッションコードになりました。
ダイアナが愛したドレスや帽子のディテールは、ラグジュアリーからより身近なファッションまで幅広く再登場しています。彼女のワードローブに宿るフェミニニティ、洗練、エレガンスは、今見ても驚くほどモダンです。
ドットは小さくても大胆なビッグサイズでも魅力的。イエローやレッドなら遊び心のある印象に、ブラック&ホワイトならぐっと端正でクラシックな雰囲気になります。
ストライプも重要なキーワード。特にマリンテイストなら、ストライプのジャケットにペンシルスカートやワイドパンツを合わせることで、洗練とリラックス感を両立できます。2019年夏を象徴する柄のひとつとして、多くのファッション関係者がストライプに注目しました。
ダイアナはシルクスカーフも愛用していました。今なお繰り返しトレンドに戻る万能アクセサリーです。無地のスーツに合わせて色をリンクさせたり、つば広帽に巻いたり、ウエストに結んでシルエットを強調したりと、さまざまな楽しみ方ができます。
ダイアナが好んだ万能カラーのひとつがピンク。ロマンティックでありながら意外なほど幅広く着こなせる色で、今も洗練された装いをつくる確かな選択肢です。
そしてもちろん、デザイナーズハットなしにダイアナのスタイルは完成しません。散歩にはつば広帽、よりフェミニンに見せたいときには花の装飾をプラス。彼女のワードローブから着想を得る現代のヨーロッパのデザイナーにとって、ダイアナの写真は今も尽きることのないスタイルアーカイブです。
バッグも彼女に欠かせない存在でした。毎日の装いに合わせ、色とスタイルを丁寧に選んでいたダイアナ。彼女が愛用した数々のモデルは、現在もなおファッション史に残るアイコンとして輝いています。
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